岐阜県のほぼ真ん中に位置する郡上市は、北部に標高2,000m近い山地が広がり24本の一級河川が流れる清流の里。中でも、大日ヶ岳に源を発し伊勢湾に流れ込む長良川は、水質の良さと豊かな生態系で知られる日本屈指の清流。その上流部に生息する『郡上鮎』は、美しい姿形で多くの釣り人や食通を魅了する日本一のブランド鮎なのです。
白山山地にその源を発し、奥美濃山地を流れ下る全国でも有数の自然環境に恵まれた長良川。その長良川水系の上流、郡上市域内で漁獲されるアユだけを「郡上鮎」と呼びます。良質な水と急峻な流れに育まれた郡上鮎は、姿形はもちろん、香り、味ともに一級品です。
アユは川底の石に生えた藻を食すため、天然ものの味や香りは、穫れる川によって違うと言われています。清流・長良川で育った郡上鮎は、スイカのような独特の香りと引き締まった上品な身の甘み、腹ワタのほろ苦さ、どれをとっても一級品。清流の恵みがぎゅっと凝縮された味わいなのです。
古くから、長良川上流域（現在の郡上市内）では良いアユが穫れたため、御漁場と呼ばれる漁場が定められ、皇室に献上されていました。大正時代から始まった共同出荷によって広く全国に流通するようになると、食通をうならせる高級食材として人気に。平成19年に特許庁の「地域団体商標」登録。平成20年には「第11回清流めぐり利き鮎会」グランプリを獲得。『郡上鮎』は名実ともに日本一のブランド鮎となりました。
清流めぐり利き鮎会
グランプリ証明書
郡上鮎地域団体商標登録証
